妊娠性歯周炎について
https://news.yahoo.co.jp/articles/5a67137c1bcf0adc3e34f8e756ff72454ceebc6c
Yahooニュースより(2025年8月18日 12:11配信)
双子妊娠中の中川翔子さんが妊娠中の歯周病悪化について明かしました。:「歯ぐきから死ぬほど血が出ます」という困ったトラブル。歯医者さんに通いクリーニングなどをしてもらっているそうですが、「歯磨きの時にさ、もうなんか、どしたーん? ってぐらい血がすごい出るから、これもちょっとガーンってなりますよね。しょうがないんだけど……」と、歯ぐきからの出血に戸惑っているよう。
■妊娠中は口腔環境が変化しやすい
妊娠中は口腔環境が悪化しやすく、お口や歯のトラブルを起こしやすいといえます。 妊娠を機に女性ホルモンが急激に増加することで、本来のホルモンバランスが崩れるなど、妊娠によって女性の体にはさまざまな変化が起きています。その影響で病原菌に対する抵抗力はやや低下していて、歯周病原性細菌に感染しやすく、炎症・出血が起きやすくなっています。 また、妊娠中は妊娠していない時期より唾液の粘性が強く(ネバネバしている)なり、唾液が口の中をきれいにするはたらき(自浄作用)が低下してしまいます。つわりがあると食事の嗜好の変化やおう吐も、口内環境の悪化の一因となりますし、つわりの影響で丁寧な歯磨きや歯垢除去、歯肉ケアが十分に行えないこともあります。 こうしたリスクがあるため、妊娠したら特に自覚症状がなくても一度は歯科健診を受けましょう。母子手帳にも「妊娠中と産後の歯の状態」という項があり、歯科健診が推奨されています。産後は思うように動きづらくなるので、できるだけ出産までに改善しておきたいですね。